1IC+1FET+6石ストレートラジオ ミツミの LMF501(の相当品 UTC7642)を使ったラジオの2号機です。 第1号機(1IC+1FET+3石ストレートラジオ)の構成は 2SK19(バッファー)→LMF501→2SC945→2SA733/2SC945のSEPP でした。1970年ごろはやった「IC+FET」です。

今回のはその改良型で、改良点は下記です。
・低周波段にもう1石使い、負帰還をかけた。せっかくストレート式なので、 高S/N、広帯域、低歪にしようと思って。

・電界強度が弱い山間部でも使えるように、RFゲイン調整を付けた。(最大 感度だと、都会では強い局が歪むので、ゲインを減らす方向。)

・同調をちゃんとするため、Sメーターを付けた。2石の差動増幅回路に より、LMF501の電源電流の変化を検出、増幅、表示する。

結局、構成は 2SK19-Y(バッファー)→LMF501相当品→2SA733→2SC945→2SA733/2SC945 SEPP+2SC2003×2のメーターアンプという構成になりました。聞きなれない型番のTRを使ったのは、単に安く買えたからです。

ところが、NHK第一放送と第二放送を受信して RFゲインを上げると、モーターボーティングのようなノイズが発生しました。ブレッドボード上に組み上げたものでは発生しなかったのですが。

原因は不明ですが、いろいろいじって、結局 ICの出力にチョークコイル(470uH〜1mH)、ボリューム(負荷抵抗)とパラに 4700pF を入れて解決しました。

1号機と同じ透明アクリルケースに入れましたが、スプレー塗装して通信機風なデザインにしたつもりです。ダイヤル部分が非常に面倒くさかったです。Sメーターがうれしいです。2SC2003のエミッターの抵抗を小さくすると、メーターの振れが大きくなります。なお、 下記で回路図が表示されない理由がわかりません。

The semiconductors used are; a 2SK19 as a buffer, the TA7642 or UTC7642(different pinout from the LMF501) as the RF amplifier-detector, 2SA733s/2SC945s as the audio amplifier and two 2SC2003s as the meter amplifier.

Somehow, when receiving low frequencies, I heard a noise like motor boating. The prototype on a breadboard did not have the problem. Adding an inductor (460uH to 1mH) to the output of the IC and a 4700pF capacitor in parallel with the audio potentiometer eliminated the noise.

I used a transparent acrylic case I found at a dollar shop and spray painted it. I had to redraw the dial face several times. The signal strength meter is very useful though it is small.