2石レフレックスラジオ ゲルマニウムトランジスタ式2石レフレックスラジオで、高周波トランスを使い、ゲルマニウムダイオードを1個しか使わないタイプのを作りました。 少し前に作った、ゲルマニウムダイオードを2個使うタイプと比較したかったので。その結果、以下のことが判りました。

  • ダイオードを2個使うタイプより高い周波数では高感度。低い周波数では
    やや負ける。
  • ダイオード2個のタイプと違い、感度はRF用トランジスタによらない。
  • 高周波トランスの一次と二次の位相により、高感度だったり、低感度だったりする。→作ってみて低感度だったら、高周波トランスの巻き線の巻き始めと巻き終わりを逆にするか、配線(プリントパターン)を逆にするとよい。

    なお、この高周波トランスは近年まで秋葉原で買える店が1軒ありましたが、完売だそうです。(店頭に並べてなかったので安心していたのに...)試しに、コアが見える昔ながらの 4mHのチョークコイルを2個、頭どうしを張り合わせて作って試たところ、低感度でした。700kHz付近の放送のみがある程度大きな音で受信できました。チョークコイルの自己共振点(「ナチュラル」)が 1.1MHz付近にあるせいでしょうか。

    ロッドアンテナ(45cm)は短いせいか、あまり効果がなく、飾りです。