これはお薦めです。第1号機は71年ごろの「初歩のラジオ」の東芝のペー
ジにあったもので、中学生のとき作りました。2号機は同じ構成で、CQ
誌75年1月号の306ページにあった回路のです。こちらは電源が単三×1本
で、1石式の低周波発信器の発振用トランスの二次側をブリッジにつなぎ、
その平衡(音量最小点)をクリスタルイヤホンで検出するものです。
記事ではフルスケール 100PF~1uF(基準用コンデンサとして 100PF~1uF
を切り替えて測る)ですが、最小レンジとしてフルスケール 50PF 以下の
レンジを追加すると、なんとか 1PF と 2PF の区別ができるくらいの分解
能になります。ストレー容量があるので、100PF 以下のレンジは専用目盛
となりますが。お薦めです。ただ、ブリッジですので、正確さは目盛を書
き込む際につなぐコンデンサの容量の正確さに依存します。1号機と2号
機はカマボコ板とベニヤ板でケースを作りましたが、3号機は2号機と同
じ回路で金属ケースに入れて作りました。約 20 年間使いましたが、その
後、AADE社のデジタル式の容量・インダクタンス計キットを買ったので、
やっと引退しました。
A very simple but practical and useful capacitance bridge. I saw
this in the Japanese CQ magazine (Jan. 1975 issue). With this,
you can measure small capacities such as 2PF or 3PF if you add a
separate range for 0 to 50PF. This consists of a single transistor
oscillator. Because this is a bridge, the accuracy of the scale
depends on the accuracy of the capacitors you use in writing the
scale.