9R-59D の場合、局部発振管6AQ8 の3番ピンから信号を取り出せますが、そこへつなぐと受信周波数 が若干(つなぐ同軸ケーブルにもよりますが、Dバンドで最大 1MHzほど)低い方へズレてしまいます。そ れを防ぐには、局部発振回路からバッファーを介して局部発振の信号を取り出す必要があり、FET式の バッファーアンプを組み込む方法が一般的のようです。

しかし、9R-59D に限っては、もっと簡単にバッファーアンプを追加できます。これは1970年代後期の「 ラジオの製作」誌に出ていたらしいのですが、局部発振管の6AQ8の半分は使われていないので、それ を使ってバッファーアンプにする方法です。図中、青で囲った部品が追加した部品です。